畑は味噌の香り

自然栽培を始めて3年目。

1年目はちゃんとできた大根、人参、まあまあできた玉ねぎ、にんにくも2年目は散々な出来だった。

原因は忙しさにかまけて基本である草マルチを怠ったことだろう。

1年目で地力を使い果たしてしまったのだ。

そこで今年は草が伸びたら刈り、伸びたら刈りを繰り返して草マルチ状態で養生してきた。

そして種まきの前には微生物活性化のため米ぬかを浅く漉き込んでみた。

米ぬかは自然栽培園北村さんにいただいた自然栽培米の米ぬかだけど、2年前にいただいたまま使っていなかった。

一度ナスの苗の植え付けの時に根回りにまいてみたのだけれど、それが根切り虫を呼んでしまい、ナス、トマトの苗に大被害がでて大失敗したことがあったのだ。

その2年前の米ぬか、虫がわかないよう密閉容器に入れて保存しておいたのだが、見たら一部カビが生えたり、底の方は黒っぽく変色してしまっていた。

「捨てるか?!」と思ったとき、なんかいい匂いがする。

あ…味噌だ!!

米ぬか腐ったんじゃなくて発酵していたのだ。

これなら使えるんじゃないか?

こうやって米ぬかを漉き込んだ畝にまた草マルチをかぶせる。
そして枯草をかき分けて種を撒く。

なんか枯草の匂いじゃなくて味噌の匂いがする。

味噌化した米ぬかはちゃんと微生物を増やしてくれるだろうか?

ニンニクは元気に芽をだした。

大根も小松菜も元気に育っている。

4年前の古い種を撒いた人参、レタスは発芽率悪くてまばらだけど、芽吹いたものは元気に育っているように見える。

間引きも草取りも手が回らないけど、収穫目指してやれることをやっていこう。

「今日はここまで。」

と顔を上げたら、きれいな夕日が目に飛び込んできた。

夕焼けは畑仕事のご褒美。

べんじゃあさん、ありがとう!

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