クコはべんじゃあファームが最初に取り組んだ作物。
栄養価が高いだけでなく、抗酸化物質が豊富でアンチエイジングの効果が高く、健康と美容にとても有益な食物です。
しかし、この健康に良いスーパーフーズがほぼ中国産しかないことから、これをべんじゃあファームの基幹作物に育てようと考えたわけです。
試験栽培としてうちの庭に苗を植えたのは2016年の12月だったかな?
「大実クコ」5本、さらに薬効が高いといわれる「黒クコ」も2本。
さらに食用に持っていたクコの実から種を取って苗作りのための種蒔きもやりました。
普通に山野に自生している植物であり、いろいろ調べても栽培は簡単なはずだったのですが…
黒クコは1本は春に芽吹かず、もう1本も夏前には枯れてしまい、5本の大実クコも芽吹いたもののなかなか成長しない。
そして北側の1本は夏の日照りで枯れてしまいました。
種もたくさん芽吹いたのですがなかなか育たず、生き残ってそこそこの大きさになったものを地植えしてみるとたちまち虫の餌食になって枯れてしまう始末。
今年も似たようなもので残った4本の苗のうち2本は夏の高温で枯れてしまい、残りは2本に。
種から育てたものも生き残りはわずか4本。今年も虫の猛威を防げませんでした。
たった2本になった2016年組の1本にさらに悲劇が・・・
なんとイノシシに踏み折られてしまったのです
その日、最後に残った1本に花が咲きました。
去年は咲かなかったので初めての開花です。
この1本は昨年春、誤って草刈り中に切ってしまい、そこから再度芽を出して成長してきたタフな奴です。
生きようとする意志が強いのか、成長しない他の苗をしり目にこの春もひとりぐんぐん伸びた元気ものです。
今年も夏の日照りで枯れそうになって葉を落としたところから復活してきた不死鳥のような苗なのです。
イノシシに踏み折られた株ももしかしたら、芽を出してくれるかもしれません。
おられた木は一縷の望みを託して、今ペットボトルで養生しながら発根を待っています。
クコは本来タフな木のはず。
よみがえってこの1本のように花を咲かしてくれるかも・・・
がんばれ!クコ!!
不老不死の実をつけるのだ。